みなさんこんにちは。
今回は転職に関して、普段考えていることを少し書いてみます。
必ずしも自分の分野に関連した業界でなくても良いかも。
書きたいのは「必ずしも自分の分野に関連した業界に限定して就活する必要は無いかも」ということです。
「異なる業界」で「自分の分野も生かす」ということもできるはずです。
例えば、私はIT企業で働いていたのですが今は製造業の企業にて社内SEをしています。
つまり、ITではない企業のIT分野で働いているわけですね。
IT業界、飲食業界、アパレル業界…etc 業界はいろいろありますが、どの業界でもIT関連の社員は必要なはずだと考えて、あえてIT企業の社員ではなくIT以外の企業のIT要員をすることにしました。
結果的には正解だったと思うので、」その理由を書いていきます。
大抵の人は凡人
まず、「最初に大抵の人は凡人である」ということです。
多くの人は対して能力が高いわけではなく、会社の中ではどんぐりの背比べになります。
例えば、筆者が所属していたIT企業ではエンジニアが多数在籍していたため、ほかの人と比べて自分の能力が低く、希望していたような仕事や評価がもらえませんでした。
嫌な仕事を延々とやるハメに…
結果として、社内でのキャリアチェンジも受け入れてもらえず、嫌な仕事を延々とやるハメになっていました。
一部の天才は能力を発揮してグイグイいく一方で、筆者のような凡人はずっと埋もれてしまうのです。
客先常駐の仕事だったため、常駐さえしていれば会社としてはお客さんからお金がもらえます。
つまり、筆者はかなりの養分化していたわけですね。(当時の企業を悪く言う意図はありません。)
この状況では、給料も上がらないし、何より精神衛生上よろしくないわけです。
そんなこんなで転職をしたわけですが、ここでも注意しないといけないことがあることに気づきました。
土俵が違えばトップに立てる
注意しないといけないと感じたのは「同じような企業に行っても同じような状況に陥る」ということです。
結局、今の企業で存在感を示せなかった人が他の企業に行っても、状況は変わらないことは多いのです。
戦う場所は考えたほうが良い。
そうなることを考えると、自分の不利な場所で意地になって戦い続けるより、有利な場所で戦ったほうが良いと思うわけです。
例えば、筆者は「製造業の企業」で「IT要員」として働いているのですが、IT企業で働いていた時と比べてかなり働きやすいです。
なぜかというと、社内のITのすべてを牛耳れるからです。
「自分がいないとこの会社のITは回らない」
この意識がもてるだけでかなり精神的にラクになります。
能力的にも、そもそもIT企業ではないため、ITの知識は自分がトップです。
「小さな組織でトップをとれる」というこの状況は非常に働きやすい環境です。
ITで例えましたが、営業職でもデザイン職でもなんでもそうではないでしょうか。
商社で営業職をやらないといけないという決まりも、デザイン会社に所属していなければデザイナーをしてはいけないという決まりもありません。
自分が戦える土俵で戦えばよいのです。
それでキャリアが積めるの?。
中には「そんなぬるま湯につかってキャリアが積めるの?」と思う人もいるかもしれません。
結論でいうとそれでよいです。加えて言うと「ぬるま湯」には浸っていないとすら思っています。
個人で能力は違うんですから、自分に合った環境でキャリアを積めば良いのです。
むしろ、キャリアを積めない環境で無意味に頑張ることは無駄です。
キャリアにもならない場所でただ延々と時間を無駄にするくらいなら、ある程度働いて「職歴」として残せる状態を作った後はもう転職してよいのです。
「一生懸命働く」のは大事ですが、「長時間働くこと」がキャリアになるわけではないと思うわけです。
キャリアを築きたいのであれば、それ相応の仕事内容のある場所に身を移すべきなのです。
仕事において、裁量は大事
さて、戦う土俵を変えると手に入れられる物がもう一つあります。
それは「裁量」です。
これがすごく大事。
これが超超超大事です。
なぜかというと「仕事量を自分でコントロールできる」からです。
世の中には「仕事に追われる」という言葉があるように「自分で仕事のコントロールをできない」人や、そういう状況下に身を置けない人がいます。
そして、これは「労働時間が長い」以上にキツいです。
「やりたくない仕事を自分で順序を決めて進められない」状況が「仕事に追われる」状況なわけです。
「自分の思うように物事が進められない」という事実は想像以上に人を苦しめます。
例えば、プライベートで今日の予定を自由に自分で決められないとストレスを抱えるのと同じです。
変な話、労働時間がどれだけ長かろうと、仕事の裁量を自分で決めることができればほとんどストレスはかからないのです。
その「裁量」を比較的つかみやすいのが「異なる業種で自分の得意分野の職種につく」ことです。
その分野の知識を持っているのが自分だけなので、どのように仕事を進めていくかを自分自身で決めることができます。
そうなると、「自分が仕事をコントロールできている」実感が沸くので、たとえ長時間の残業が発生したとしてもそこまで苦しくないのです。
今までは「能力のある多数の中で埋もれていて苦しかった」けど、「ここでは自分が最強」である状態を作り出すことで安定した精神状態を手に入れましょう。
まとめ
最後にまとめです。
仕事において働く場所を選んだほうが良い理由 ・大抵の人は凡人であり、わざわざ天才がいる場所で戦う必要は無い ・土俵が違えばトップに立てるならそうすべき。そのほうがキャリアは伸びやすい。 ・仕事において裁量は超大事。仕事に追われるのではなく仕事をコントロールすべき。
もし、今の職場で思うように働けていない人はぜひ異業種で自分を生かすことも考えてみてください。
広告業にいたひとが、別業種の企業の広報を担当したり、デザイン会社にいる人が全然関係ない会社の商品デザインを担当するのも良いでしょう。
筆者は、IT企業から製造業のIT要員になってすごく楽しくなりました。
違う土俵で戦うことは決して「逃げ」ではありません。
「井の中の蛙、大海を知らず」という言葉がありますが、ここでいうとべつに大海で1位になる必要は無いのです。
「井の中」で確固たる地位を確立していきましょう。
では、また!
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