外部ストレージ(外付けHDD)でiTunesの音楽を移行する

みなさんこんにちは。

筆者は最近MacBookAirを購入したのですが
数年前に購入したMacBookproからiTunesの音楽データを移そうとしてもうまくいきません。

意外と難しいねん。

色々とググって方法を模索していて、なんとか移行できたので今回備忘録代わりに書いていきます。
なお、今回はMac→Macのデータ移行ですが、Win→Macのようなデータ移行でも本質的にやることは同じでしょう。

Mac→Macのデータ移行なら「移行アシスタント」でいいのでは?

「MacからMacへのデータ移行なら『移行アシスタント』でいいじゃん」と思われた方もいるかと思いますが
筆者は移行元のMacBookproよりも容量の少ないMacBookAirを購入してしまったのでそれができないんですね。

なので、今回は外部ストレージ(外付けHDD)を利用して直接データ移行する方法を書いていきます。
なお、「移行アシスタント」でできる人はそっちのほうがラクだと思うので以下のURLなど参考の上でやってみてください。
https://pc-karuma.net/mac-migration-assistant/

・iTunesのデータの移行方法を記載
・直接データを移行
・「移行アシスタント」で移行できない人向け

なお、外部ストレージで移行させるため、当然記録メディアが必要です。
このためだけに購入するのはためらわれるかもしれませんが、最近は意外と安価に買えます。
必要に応じて購入してください。

もしくは、セキュリティを気にされないのでしたら無料のアップロードサイトを利用しても良いでしょう。

無料のアップロードサイト(「ギガファイル便」等)でも可能ですが
自己責任でお願いします。
https://gigafile.nu/

ということで、早速手順行ってみましょう。

ステップは大きく分けて4つ。
①下準備
②移行元PCからデータ取得
③移行先PCにデータ移行
④iTunesライブラリファイルの読み込み・再生確認
となります。

①下準備

まず、下準備から行いましょう。
「iTunesライブラリを統合」します。

なにそれ。

よくわからないのですが、どうもiTunesはPCの中で様々なばしょにデータを保存しているらしいのです。
そのデータを「一か所にまとめるよ」という手順です。
こうしておけば、移行先のPCにデータを移行するときにフォルダを1個移動させればよいだけなので非常にラクです。

手順としては以下の通りです。

1)iTunesを起動
2)「ファイル」をクリック
3)「ライブラリ」⇒「ライブラリを整理」の順にクリック
4)「ファイルを統合」にチェックを入れる
5)「OK」をクリック

わかりずらい場合は以下サイトをご参照ください。
iTunesライブラリを統合する方法

これで、iTunesのデータを移行する準備が完了しました。
続いて、移行元のPCからデータを取得する手順に移りましょう。

②移行元PCからデータ取得

それでは、移行元PCからデータを移行していきましょう。

iTunesのデータは「iTunes」というフォルダ名で(デフォルト設定で)それぞれ以下に保存されているようです。

Windows:C:\ミュージック\
Mac:/Users/ユーザー名/Music/

この「iTunes」フォルダを移動させることでデータの移動が可能になります。
※上記場所に無い場合はWindowsはこちら、Macはこちらのサイトを参考にご確認ください。

「iTunes」フォルダを見つけたらフォルダごと外部記録媒体(外付けHDDなど)にコピーしましょう。
(zip形式で圧縮すると少ない容量でコピーできて良いかと思います。)

なお、このとき、移行元PCには必ず「iTunes」フォルダを残しておいてください。
※「切り取り」ではなく、あくまで「コピー」してください。

バックアップは残しておかないとね。

データは常に消える危険があるので、バックアップ代わりに残しておく意味があります。

せっかく過去にCDから取り込んだデータなどは消えてしまうと精神的につらい。
必ずバックアップを残しておきましょう。

③移行先PCにデータ移行

では、移行元PCから取得したデータを移行先PCへ移動させましょう。
特にこだわりがないのであれば以下のフォルダ配下にコピーしてください。
※zip形式でデータ取得した場合は解凍してからコピーしてください。

Windows:C:\ミュージック\iTunes\
Mac:/Users/ユーザー名/Music/

上記はiTunesでデフォルトの設定のフォルダですので、こだわりがなければ上記で問題ないです。
もし、「システム用ドライブ」と「データ保存用ドライブ」などのようにドライブを分けている場合はデータの保存先をこの時点で任意の場所にしましょう。

データを保存すれば移行作業はほぼ完了ですが、これだけではiTunesで音楽を楽しめません。

最後にもうひと作業ありますので次の手順に進んでください。

データだけ移行してもすぐには音楽を再生できないので注意

④iTunesライブラリファイルの読み込み・再生確認

では、最後の手順です
あともう一息です、がんばってください。

最後にやるのはiTunesライブラリの読み込みです。

理屈はよくわからないのですが、このライブラリ読み込みをすることで、iTunesに移行したデータを読み込ませて使用できるようになります。
逆に言うとこれをやらないと(データだけ移しても)iTunesがこれまでのようには使用できないわけですね。

手順は以下の通りです。

1)WindowsならShiftキー、MacならOptionキーを押しながらiTunesを起動。
2)iTunesライブラリを選択するウインドウが表示されるので「ライブラリを選択」をクリック。
3)「③移行先PCにデータ移行」でコピーしたiTunesフォルダの中にある「iTunesLLibrary.itl」を選択します。

これで完了です。

これで移行完了のはず。

ここまでがんばったみなさん、お疲れ様です。
これでiTunesの音楽の移行が完了しました。

iTunesを起動して音楽が再生できるかを試してください。
プレイリストも以前の状態を復元できているはずです。

きになったこと

無事、音楽は再生できるようになったのですが、ちょっときになったことが。

なんか変なフォルダができてる。

筆者はMacを使用しているのですが「/Users/ユーザー名/Music/」配下に「ミュージック」というよくわからないフォルダができています。
iTunesは問題なく使えているし、中身は「Music Library」というよくわからんファイルだけなので現状は放置しています。

気になる方は調べてみてください。

「/Users/ユーザー名/Music/」配下によくわからんフォルダができる

まとめ

・iTunesの音楽の移行は上記①~④の手順を実施することでうまくいく
・データ移行前にバックアップは取っておくこと
・データ移行後のiTunesライブラリの読み込みを忘れないように

快適快適。

いろいろ面倒くさかったですが、移行できてしまえば快適に音楽が再生できます。
やはり、Macで使うとなんとなくiTunesも使いやすく感じますね。

みなさんも手順に迷ったら上記手順を参考にして、快適なiTunesライフを送ってくださいね。

では!