目次
結論(最短)
- 既定ではGoogle検索は使っていません。 ChatGPT Searchは第三者の検索プロバイダを利用して結果を取り込みます。公式ブログとヘルプには「third-party search providers」を使うと明記。Enterprise/Eduでは現在Bingのみと断言されています。(OpenAI)
- ただしユーザー操作でGoogleへ直接リダイレクトするショートカット(
!g 検索語
)は用意されています。これはChatGPT Search外の動作です。(OpenAI Help Center)
1) ChatGPT Searchの正体(何をしているか)
- 必要時にWebを検索し、出典リンクつきで要約を返す新しい検索体験。手動でも起動可能(「View all tools → Search」やスラッシュメニュー)。(OpenAI)
- 仕組みとしては、質問を最適化した複数の検索クエリに書き換え、第三者プロバイダに送って結果を取り込みます。回答の末尾に引用が並び、Sourcesから一覧確認できます。(OpenAI Help Center)
- モデル面では、GPT-4oの微調整版が使われ、第三者の検索プロバイダ + 提携先の直接提供コンテンツを組み合わせます。(OpenAI)
重要:Googleの検索アルゴリズムやバックエンドを直接使うとは記載されていません。 むしろ「third-party providers」を使うと明言され、Enterprise/EduではBingのみと具体名まで出ています。(OpenAI)
2) Googleとの関係(明確化)
- 既定はGoogleではない:Searchは第三者検索を利用(記事・ヘルプに明示)。(OpenAI)
- Enterprise/Edu:現在の第三者検索プロバイダはBingのみ。他社へ変える際は通知あり。(OpenAI Help Center)
- ユーザーの任意操作:ブラウザ拡張でデフォルト検索をChatGPTに設定後、
!g
でGoogle検索へ飛ばすことは可能(=ChatGPT Searchの外)。(OpenAI Help Center)
3) 送信される情報とプライバシー
- 一般向けSearch:検索時、クエリとIPに基づく概略位置を第三者検索プロバイダへ共有することがあります。ChatGPTアカウント情報やIPそのものは共有しないと明記。(OpenAI Help Center)
- Enterprise/Edu:**Bingに対し「アカウントと切り離したクエリ」**を送信。一般位置とIPを共有する場合がある旨も記載。管理者はSearchの有効/無効を切替可能。(OpenAI Help Center)
4) Deep Research/Agentとの違い
- Search:短時間で最近の事実を調べ、短い要約+リンクを返す。(OpenAI Help Center)
- Deep Research:数百の情報源を多段で巡回し、詳細レポート+引用を作成するエージェント的機能(数分~)。2025/7の更新で視覚ブラウザがAgentに統合。(OpenAI)
5) 使い方(最短)
- 軽めの最新情報:そのまま質問→必要なら自動検索→引用を確認。(OpenAI)
- 自分で起動:View all tools → Search または 「/」→ Search。(OpenAI Help Center)
- 腰を据えた調査:Deep Researchを選び、評価基準/出力形式を指示(レポート+引用)。(OpenAI Help Center)
6) よくある誤解(短く)
- Q. Googleの検索結果をそのまま使う?
A. いいえ。 既定では第三者検索プロバイダ(Enterprise/EduはBingのみ)を活用し、ChatGPTが要約します。(OpenAI) - Q. Googleで見たい
A. ブラウザのURLバーから**!g 検索語
でGoogleへ直接リダイレクト**可能(ChatGPT Search外)。(OpenAI Help Center)
7) 管理者向けメモ(組織導入)
- SearchのON/OFFはAdmin設定から切替可能(Workspace全体やGPTごと)。(OpenAI Help Center)
8) まとめ
- 現状の公式仕様では、ChatGPT SearchはGoogle検索を既定では利用していません。
- 個人向けは「第三者検索プロバイダを利用(Bingの例示)」、Enterprise/EduはBing限定を明示。必要に応じて**
!g
でGoogleへ飛ばす**運用ができます。(OpenAI Help Center)
原典:公式ブログ「Introducing ChatGPT search」、ヘルプ「ChatGPT search」「ChatGPT Search for Enterprise and Edu」「Deep Research」。いずれも出典リンクつきで記載。(OpenAI)
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