【経験談】ITエンジニアが未経験から社内SEになるためには

日々IT業界で業務に励まれている皆様、こんにちは。

筆者は今、社内SEというポジションで働いています。

人気ある職種だよね。

社内SEってIT業界の中でも人気ありますよね。

・残業少なそう
・ワークライフバランスが確立できそう
・深夜作業とかの不規則な勤務形態で働かなくてもよさそう

長時間労働が多いIT業界では比較的残業時間が少なく、ワークライフバランスが確立できる印象があります。
実際のところ、労働環境は企業によるのですが、現在筆者が働いているところはハッキリいってラクです。

今回は、実際に未経験から社内SEに転職して働いている筆者が「どうすれば未経験から社内SEになれるのか」を転職活動期間や費用、キャリアの面で書いていきたいと思います。

・転職活動にはどれくらい期間がかかるのか。
・お金はどれくらいかかるのか。
・どの程度のキャリアが必要なのか。

どのくらい期間がかかるのか

まず、転職活動期間ですが、長期戦(6か月~)を覚悟して頂いたほうが良いかと思います。

短期集中ではなく、地道に長期間の転職活動をしましょう。

理由としては
①採用募集がそもそも少ない
②倍率が高い

の2つが挙げられます。

特に「未経験」ともなると採用枠がそもそも少ないので、「転職したいのに、応募できる求人自体をあまり見かけない」という事態が発生し得るでしょう。

未経験で応募できる求人がそもそも少ない。

マジで少ないよ。

筆者は大体9か月くらい転職活動をしましたが、応募できた求人は3~4件だったと思います。

「社内SE」というところで言うともう少し求人数があったのですが、「未経験」で探すと本当に少ないです。
かなり長期の目線で地道に活動していかないと希望の求人に巡り合うことすらできないでしょう。

加えて「倍率が高い」のがネックになります。
社内SEが働く企業の「情報システム室」的な部署は企業内の「管理部署」ですので利益を出す部署ではありません。

そのため、求人を出すときは基本的に欠員の補充であることが多く、ほとんどの採用枠が1人です。
その1人の枠を数人で争うため、倍率は5倍以上になることが予想されます。

そんな不利な状況で「採用されるまで転職活動する」となると数か月の転職期間が必要となるのです。

採用枠に対して応募数が多い。

お金はどれくらいかかるのか

次に、転職活動にかかるお金に関してです。

具体的に「〇円」と言い切ることはできませんが、転職活動期間中の生活費分を見込んで確保しておいてください。

特に、今の仕事をやめてから転職活動する場合は気を付けよう。

特に(あまりオススメしませんが)退職した後に転職活動をする人は注意してください。
自分の1ヶ月の生活費がどれくらいかかるかを把握しておき、数か月分準備しておく必要があります。
転職活動には履歴書代や交通費、スーツのクリーニング代など、普段より多めにお金がかかるため、余裕を持ったお金の準備を行ってください。

個人的には「社内SE」の仕事はそんなに数が出る求人ではないため、本気で目指すなら現職で働きながらの転職活動をオススメします。

実際、筆者も「働きながら6か月+無職の状態で3か月」の計9か月転職活動をしました。
無職の状態から始めていたらお金が足りなくなっていたのではないかと思います。

ただでさえ募集の数が少ない職種ですので、できる限りお金の不安は感じたくないと思います。
生活基盤をしっかり整えたうえで転職活動しましょう。

「1ヶ月の生活費×転職活動期間」を見込んだお金を準備しておく。

どういうキャリアがあればよいのか

最後に「どういったキャリアがあればよいのか」を個人的な観点から書いていきます。

結論から言うと、求人を出している会社の求めるキャリアがないとだめです

そんなんわかっとるわ。

「そんなんわかっとるわ」と思われるかもしれませんね。
筆者が何を言いたいのかというと、「未経験からどんなキャリアがあれば社内SEになれるか」というのはわからないですよ、ということです。

「未経験」である以上、「いつ出されるかもわからない企業の求人」に確実に役に立つスキルを前もって取得しておくことは不可能です。
ほとんど「運」と言ってもいいでしょう。

「未経験」はやはり不利。企業は基本的に即戦力の経験者が欲しい。

筆者が転職活動をしていた時は「社内ネットワークの構築経験がある」「上流工程の経験〇年以上」「IT関連の企業で働いたことがある」「基本的なPCの操作ができればOK」などいろいろな求人を見かけ、本当に求められているスキルはいろいろあるんだなと感じました。

もちろん、より高度な業務をこなしたことがあるのがより良いかもしれないですが、
企業ごとに求めるものは違う以上「今の仕事を精一杯やっておく」のが一番無難です。

筆者はネットワークのインフラ周りの業務をやっていたことが評価され、今の職に就いています。
現場作業は本当に嫌だったのですが、その経験が評価されて社内SEになれたため、今となっては「良かったのかな」とも感じます。

まとめ

・転職活動の期間は長期間(6か月~)を見込んでおいたほうが良い。
・「1ヶ月分の生活費×転職活動期間」のお金を準備しておく。
  ※働きながらの転職活動が無難。

・今の仕事を精一杯こなし、いつか来る求人に備えておく。

この記事を読んでくださっている人の中には、「今の仕事きついから悠長なことを言ってないですぐに転職したいんだよ」と思っている方もいるでしょう。

でも、そもそもが少ない席をイス取りゲームするかのような職種ですので、気長にやることが大切です。

自分の人生ですので、短期的にならずに着実に歩んでくださいね。

最後に、頭の悪い筆者でも勉強できたSPIの問題集を貼っておきます。
もし、筆記試験がある企業に応募する際は参考にしてみてください。

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それでは、転職活動頑張ってください。